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211年目の日仏合作!ホワイトハウスのポップアップルーフを備えたプジョーリフターソレイユ
フランス東部フランスシュ・コンテのヴァランティニーにおいて、1810年頃から製鉄、歯車、ペッパーミル(コショウ挽き)を手掛ける金属製造業からスタート。
一族のアルマン・プジョーは自動車作りに興味を持ち、1889年に、蒸気エンジンを積んだ3輪車を製作。続いて翌年、ガソリンエンジンを搭載した4輪車が登場しました。
以来プジョーは200年以上の歴史の中で培われた技術力でラリー界を席巻し、デザイン性の高い多くの名車を生み出して、今年で創立211周年を迎えます。
その歴史の中でも、ホワイトハウスのポップアップルーフを備えた“プジョーリフターソレイユ”は、非常にユニークな日仏の合作と言われています。
しかし、プジョーには日本のプリンス自動車第一号車「プリンス・セダン」のエンジン設計の手本となったという、もう一つの日仏の合作の逸話が残っています。
第二次世界大戦直前、ブリヂストン創業者石橋正二郎さんは後援していた弁護士楢橋渡さん(後に政治家)が渡仏する際に、「一番評判の良い小型車を買ってきて欲しい」と依頼したそうです。
楢橋弁護士が選んだのはプジョー・202でした。
この202は戦中戦後にわたって石橋家の自家用車となったばかりでなく、その1,200ccエンジンは石橋がオーナーとなった富士精密工業が1951年に最初の4気筒1,500ccガソリンエンジンの手本となりました。
このエンジンはさらに改良が加えられ、プリンス・日産合併後の1968年(昭和43年)まで、スカイライン等に使用され、最終的に「」と呼称されたシリーズとなった様です。
211年目の日仏合作、プジョーリフターソレイユは今日からホワイトハウス横浜店内に展示中です。