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マイカーのデッドスペースを活用し防災カーに変える便利なアイテムたち
「もし、いま大きな地震にあったら災害復旧まで車中泊で同様に過ごしたらいいですか?」という、ご質問がお客様が近頃増えています。
その「有事」を考えるうえで、「車中泊避難」といっても、被災直後・中期・長期避難の期間で備え方も大きく異なります。
重要なのは、救援物資がまだ少ない被災直後の3日間(72時間)をどう家族と過ごしていくのか?
その後の2週間(中期)、さらに1か月(長期)の避難生活では、2019年の台風15号による停電では、千葉県内を中心に半月以上の停電が続いたように、不安や不便はまだ解消されていないものの、現在の日本なら、ある程度の物資は供給されるばずです。つまり、まずは被災後72時間を想定した車中泊避難はアイテムの準備から始めてはいかがでしょうか?
日常からチェック!災害前
Contents
クルマの大きさや人数をチェック!
まずはマイカーの大きさやタイプをチェック。「乗車人数=寝られる人数?」ではありません。同じ排気量でもセダンとバンタイプ、ステーションワゴンでは車内空間は異なります。また、同じメーカーのミニバンであっても、車格(大きさ)によって有事の車中泊は大きく変わります。
シート・アレンジをチェック!
あなたは、マイカーのシート・アレンジと、その手順を全て把握していますか。一般的には、シートならクッション性が高く、ラゲッジならフラットな寝床になる。できれば一度、車中泊を試して、自分と家族にあったシートアレンジと広さを確認すると安心ですね。
スマートフォン充電対策をチェック!
非常時、もしもスマートフォンを充電はどのくらい影響するのか?災害時の停電から復旧までに要した時間は、 阪神淡路大震災 で6日程度、 東日本大震災・熊本地震で 7日程度 、北海道胆振東部地震で 2日程度 、2018年の西日本豪雨・台風24号は 7日程度でした。 2019年の台風15号による停電では、千葉県内を中心に半月以上の停電が続きました。停電が長期化すると“いつもの生活”が送れないだけでなく、「スマホの充電」や「明かり」、「防災情報の入手」も困難になります。特にスマホの充電が切れてしまえば、家族・友人との連絡や災害情報の入手などもできず、不安は膨らむばかり。電装系アイテムを準備しましょう。
デッドスペースをチェック!
災害時の車中泊アイテムはしっかり準備しておきたいところですね。収納するクルマのデッドスペースも把握しないといけません。日常ではあまり使用しないスペースを見つけて、有事にも使えるキャンパー用パーツを装着するのも有効です。
被災への備え
エコノミークラス症候群にならないために
まずは寝る体勢の改善しましょう。狭い車内で長時間、同じ体勢で寝ると、体内の血流が悪くなる。可能なら足は心臓と同じ高さまで上げて寝ること、同じ体勢で寝ないこと。また、血液の循環をよくするための適度な運動やマッサージも効果的です。さらに血液の水分不足を防ぐためにも、意識的に水分補給に努めることも重要な対策です。
被災時の車中泊の大きな注意点は、とにかくリラックスして寝られるかどうか。FFヒーターなどで暖をとり、寝床のフラットにしましょう。特にシート就寝の場合、いくら背もたれを倒しても凹凸が気になることが多いです。クイックエアマットなどを活用し足をできるだけ水平にすることによる、エコノミークラス症候群の予防をしましょう。
目隠しで心のリラックスを
体のリラックスは「フラット化」だが、心のリラックスは「目隠し」から。スマートシェードなどでプライベート空間を作り、不安な気持ちを少しでも落ち着かせたいですね。
車中泊の季節対策
避難生活と言えどアイドリングストップでの車中泊生活が基本。温度と湿度、天候にも対応しなければなりませんね。万全の準備ができていない被災後72時間では、ガソリンも貴重です。エアコンなしで過ごす夏の熱帯夜、梅雨の湿度、冬の積雪などの対応策を考えましょう。
春・秋
もっとも車中泊に最適な季節が春と秋。熊本地震も春だったため、夏や冬に比べて避難生活中の健康被害が少なかった模様です。しかし、コロナ渦の時節柄は、感染防止対策も充分の注意しましょう。
夏の虫対策
日本の夏は暑い!窓を開ければ虫が車内に入ることも。対策はひとつ。就寝場所の標高を上げ涼しい場所で眠りましょう。これができるのもクルマだからこそ。網戸や防虫グッズも有効です。また、こまめな水分補給で熱中症対策も忘れずに!
冬・積雪時
FFヒーターや毛布などで凌ぎましょう。雪には要注意です。防寒具を持たず、FFヒーターもなく、やむを得ずアイドリングで駐車する場合、マフラーが雪に埋もれて排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒の危険も。身動きができなくなる前に、安全な建物への移動も考えましょう。
事前シミュレーションが鍵
防災マイカーの考え方は2つあります。ひとつは、家族構成や自分のライフスタイルにそって新しく車中泊アイテムや防災グッズを用意すること。そしてもうひとつは、普段使っているアイテムが、いざ被災したときに何に使えるかを想像しておくこと。新しく備えることばかりに意識がいきがちですが、新しく買い足すにしても、普段から使っているモノが何に使えるかを事前にシミュレーションしておくと、逆に、新しく買い足さなくてはならないものがより明確になりますね。
今、マイカーに入っているカー用品やそのほかのグッズが防災グッズになるのかどうか、事前シミュレーションをしてみることをオススメします。
即納できる中古キャンパーという選択
良質な中古車を使用し災害の備えにするもの有効な手段です。
本来は納期が長く、高額なキャンピングカーが中古ならお手頃価格で短納期というメリットがあります。今まで諦めていた方も是非ご検討ください。