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スタッフブログ コラム 2021.04.18

EVやHVがキャンピングカーの主流に⁉︎PHEV(プラグイン ハイブリッド エレクトリック ヴィークル)キャンパーの未来!

EVやHVがキャンピングカーの主流に⁉︎PHEV(プラグイン ハイブリッド エレクトリック ヴィークル)キャンパーの未来!

EVやHVのキャンピングカーが躍進

普通自動車の世界同様に、キャンピングカーの世界でも電気自動車(=EV)やハイブリッド車(=HV)に注目が集まっています。これまで実際のキャンピングカーでEVやHVを採用しているのは、ホンダフリードキャンパーステップワゴンキャンパー、トヨタVOXYキャンパーなどバンコンタイプの一部にHVキャンパーがあるだけでした。

かつてドイツ・キャラバンサロンで展示されていた電動キャンピングカー。一面にソーラーセルを貼りつけた、コンセプトモデル。

EVやHVに搭載されているバッテリーをサブバッテリーとして使えば相当な能力を持っている、ということを、日産自動車が欧州で発表した電動バンをベースにした「e-NV200ウインター・キャンパーコンセプト」が注目されました。このモデルは「e-NV200」および「e-NV200 Evalia」に、欧州限定の「ニッサン・キャンパー・テクノロジー・ラグジュアリー・キット」を架装することで、ルーフに設置されたソーラーパネルから搭載する220Vのバッテリーへの充電を可能とし、電力の自給自足による快適性と実用性を兼ね備えたキャンプを実現します。

バッテリーの電力で稼働する備え付けのキッチンや冷蔵庫に加え、折りたたみ式のベッドや断熱ガラスは、あらゆる環境下でのアウトドアライフを快適にします。パワートレインは日産が培ってきた電動技術を採用。パワーユニットは最適化された出力と航続距離を提供し、クイックな加速と力強いトルクを実現しています。

 

PHEVキャンパーの可能性

三菱・アウトランダーPHEVをベースにしたポップアップ仕様車も有望視されています。PHEVは「プラグイン ハイブリッド エレクトリック ヴィークル」の略称。動力を100%バッテリーに頼るEVと違い、エンジンを搭載しています。このエンジンは、選択した走行モードによっては、発電用だけに使われます。ガソリンでエンジンを動かしてバッテリーを充電し、その電気で走るシステムです。これでEVの弱点だった航続距離の問題は解決されます。近い将来、デリカD:5のPHEV化も期待されています。

ところでHV・PHEV・EVの違いについて

ホンダフリードキャンパーステップワゴンキャンパー、トヨタVOXYキャンパーなどのハイブリッドキャンパーは燃費がいいので、ついついクルマ旅も長くなってしまう事は皆さんご存じだと思いますが、ハイブリッド車は各メーカーが注力し、多種多様な車に実装されています。

EV(エレクトリックビークル)
HV(ハイブリッドビークル)
PHV(プラグインハイブリッドビークル)
PHEV(プラグインハイブリッドエレクトリックビークル)

普段目にするこれらの車。違いがわかりずらくないですか?
燃費だけでなく機能も性能も大きく違ってくるようです。

EV(エレクトリックビークル)

こちらは正確にはハイブリッド車ではありません。

EV車が走行する際に使うエネルギーは100%電気です。
ガソリンを使って動かすエンジンは搭載されておらず、外部からの充電によってモーターを動かし、走行します。ガソリンではなく電気ですので、維持費、走行費用は電気代だけで乗ることができます。EV車として現在国産で発売されている車種は日産リーフ、三菱i-MiEVの2車種になります。
ちなみに現在発売されている日産リーフ40kWhバッテリー搭載はカタログ値400kmの航続距離を実現しています。
EVの燃費性能をガソリン燃費に換算してみると、

【算出条件】
・リーフバッテリー容量40kWh
・ガソリン1lあたり150円
・1kWhの電気代を15円

こちらで計算いたします。
ガソリン1lを給油するとEVでは10kwh充電できる計算になります。
リーフの連続航続距離は充電満タン状態で400km走りますから10kwhだと100km走る計算です。
ガソリン1lに直すと…大体100km/1lという燃費になります。
あくまで単純計算ですが、ガソリン燃費に換算すると燃費がかなり良いという結果です。

HV(ハイブリッドビークル)

プリウスを代表として様々な車に実装されている機構です。
この機構は1台の車に対し、二つ以上の動力源を持つ自動車のことを指します。
主にはエンジンとモーターこの二つ動力を効率よく使い分けながら走行します。
外部からの充電はできないもののエンジンを使って走行する際の余剰エネルギーをつかって発電し、モーターを動かします。そのモーターでエンジンをアシストしながらEV走行します。その際はガソリンを消費することなく走行可能のため、航続距離が長くなっています。そのため、ガソリン車よりも圧倒的に燃費が良く、またモーターの静粛性も相まって快適な運転ができるのが特徴です。
また、プリウスのカタログ値は37.2km/lと非常に低燃費です。

PHV(プラグインハイブリッドビークル) PHEV(プラグインハイブリッドエレクトリックビークル)

実はこの二つ、呼び名こそ違いますが同じ技術を使用しているのです。
メーカーによって呼び名が違うだけで性能は同じです。
その性能はHV車とEV車のいいとこどりと言えます。
モーターを使っての走行も、エンジンを使っての走行も可能なのです。要は、“充電できるEV車”というわけです。

最大の特徴はエンジン単体での発電ができるということです。
エンジンを使って走行しながら発電をし、モーターを使って走行を補助しながら走行をできるということになります。
また、外部から充電をして走行するという点に関しましてはEVと同じです。

日本で発売されている車種は、先にも紹介した、三菱アウトランダーPFEV (19.2km/l EV走行時60.2km/l)や、トヨタPHV(37.2km/l EV走行時68.2km/l)です。
(排気量、サイズ、用途と全く違う車ですので燃費に差は出てきます)

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