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エアヒーターとは何ですか?新型のエバスペッヒャー社製 エアヒーターB2Lの性能は?
エアヒーターはキャンピングカーにある暖房器具の一つです。
キャンピングカーには今回紹介をするエアヒーターがついています。FF式のエアーヒーターなのでつけっぱなしでも安心です。
排気ガスは車外へ、暖かい空気は車内へとなり安全性も抜群!
今やエアヒーターは冬のキャンピングカーに必需品です。今回はよくあるご質問から、その理由などを解説したいと思います。
Contents
- 1 エアヒーターとは何ですか?(機能の概要、生産国)
- 2 どのようにして車内を暖めるのですか?
- 3 燃料は何を使うのですか?
- 4 一酸化炭素中毒などの危険性はありませんか?
- 5 バッテリーに負担はかからないのですか?
- 6 後付けも可能なのですか?
- 7 自動車以外の乗り物にも搭載することはできますか?
- 8 車種やエンジン、電圧によってで取り付けできないケースはありますか?
- 9 エアヒーターの取付けをした車両の改造申請は必要なのでしょうか?
- 10 エアヒーターの燃料消費量を教えてください!
- 11 1BOXカーに乗っています。かなり室内が広いのですが暖房性能は十分でしょうか?
- 12 FFヒーターは自分でも設置可能ですか?
- 13 メンテナンスはどのようにすればいいのですか?
- 14 保証はつきますか?また、修理はどこで行ってもらえますか?
- 15 エアーヒーターの欠点は?
- 16 新型のエバスペッヒャー社製 エアヒーターB2Lの性能は?
エアヒーターとは何ですか?(機能の概要、生産国)
多くの皆さんは、冬期や寒い朝など車の車内を暖める必要がある時は、まずエンジンをかけ、車のエアコンなどを使われていることと思います。しかしこれには、多くの燃料を使用し、かつ多くの排気ガスを噴出していることを考えた事があるでしょうか?
この『エアヒーター』はエンジンをかけずに少ない燃料、微量な電力だけで、非常に大きな暖をとることができる画期的なヒーターシステムです。このシステムはドイツのエバスペッヒャー社で生産されており、日本では当社が総代理店(輸入元)として販売し、世界40カ国以上の国で取扱されている世界標準規模のシステムです。また、わずかな排気ガスは噴出されますがそれはアイドリングの排気ガスに比べわずか10分の1以下。地球温暖化防止、環境保全に必要不可欠なものとして、ヨーロッパ、アメリカ、カナダではほとんどの車に装着されています。
どのようにして車内を暖めるのですか?
車内の空気を本体に取り入れた後、FF式と言われる強制吸排気方式の燃焼によりその空気を暖め、暖めた空気をまた車内に戻し暖めています。
燃料は何を使うのですか?
ガソリンまたは軽油を使います。が、あらたに準備する必要はありません。車両についている燃料タンクの燃料を使いますので、今まで通りガソリンスタンド等で車の燃料メーターを見て、給油していただくだけで結構です。
一酸化炭素中毒などの危険性はありませんか?
通常使用には危険性はありません。このエア・ヒーターは一般的にFFヒーターと呼ばれるシステム(Forced Draught Balanced Flue Type)でこれは燃焼時の吸気と排気が車外で行なわれ、室内の空気をクリーンに保つのが特徴です。したがって、車内に排気ガスは入らず危険性はありません。
しかし、雪国等で一日で車体が雪で埋まってしまう場合には注意が必要です。外に排出された排気ガスが積雪により大気に放出されない場合、また車内に戻ってきてしまう事が大いに考えられます。アイドリングに比べ排気ガスが微量ではありますが気をつけてください。
バッテリーに負担はかからないのですか?
車のバッテリーの電力を使いモーター等を動かしています。その電力は車内のルームランプ程度。微量ではありますが、睡眠をとるにはちょっと危険かも・・・。バッテリーがあがってしまっては・・・。という事で、サブバッテリーを推奨しています。サブバッテリーならあがってしまっても車には何の負担もなく、走ればまた充電されます。ぜひ、サブバッテリーのご検討を!
後付けも可能なのですか?
可能です。全く問題ありません。
自動車以外の乗り物にも搭載することはできますか?
船舶にも取り付けできます。バッテリーと燃料(ガソリン・軽油)がある車両ならすべてできます。
車種やエンジン、電圧によってで取り付けできないケースはありますか?
ありません。
車種やエンジン(ガソリン・ディーゼル)、あるいはバッテリーの電圧(12V・24V)によって取り付けできないのでは?と心配される方もいらっしゃいますが、問題ありません。
エアヒーターの取付けをした車両の改造申請は必要なのでしょうか?
必要ありません。
エアヒーターの燃料消費量を教えてください!
エア・ヒーターの種類によりますが、一番小型のガソリンタイプで、一時間に0.12リットルから0.3リットルです。軽油ですと0.1リットルから0.27リットルです。4段階の調整がありますのでそれにより異なります。
参考までに通常アイドリングは車種により差はありますが、2000CCクラスで一時間1リットル弱です。
1BOXカーに乗っています。かなり室内が広いのですが暖房性能は十分でしょうか?
暖房性能が大型のものから小型のものまで3タイプございます。大型はトラック中型から大型車。中型はトラック小型車から中型車。小型は軽自動車からミニバンまでという目安です。車種にあったものをお選びいただきたいと思いますが、通常の1BOXカーでしたら、コンパクトな 2kwガソリンタイプで十分です。
FFヒーターは自分でも設置可能ですか?
キャンピングカーや自動車にFFヒーター設置は自身での取り付けは不可能と思ったほうが良いです。
基本的に日本においてFFヒーター・エアヒーターの取り付けや設置、さらに整備はライセンスが必要になってきます。
車用のFFヒーターは燃料タンクからの燃料取り出しなどを含め、素人には難しい作業も多数ありますので、必ずライセンスを所持しているショップに頼みましょう。FFヒーターのメーカーからトレーニングを修了した専門のショップにて取り付けを行って下さい。
またFFヒーターはキャンピングカーと同様にメンテナンスも必要です。
メンテナンスはどのようにすればいいのですか?
暑い夏でも1ヶ月に一度は作動していただく事を推奨しています。それ以外は特にございません。掃除等も不要ですが、吸入口、送風口に何か詰まっていないか作動の都度、点検してください。
万が一、ヒーターの調子があまりよくないとお感じになられたらご一報ください。お近くの取扱店のご紹介を含め、対処法を回答いたします。
保証はつきますか?また、修理はどこで行ってもらえますか?
多くは保証がついています。修理は当社で行います。本体をお送りいただく、または車両ごと当社にご来店いただく、あるいはご一報くださればお近くの取扱店をご紹介いたします。
エアーヒーターの欠点は?
あえてエアーヒーターの欠点をあげてみますと、
- バッテリーがキチンと充電されていないと、着火しない。
- かなり車内が乾燥する
- 吹き出し口の位置により、送風音がちょっと気になる
- 車内が快適なため、寒い外に出たく無くなる
新型のエバスペッヒャー社製 エアヒーターB2Lの性能は?
冬のキャンピングカー必需品、エアヒーター。今では無くてはならない冬のキャンパーアイテムとなっています。
エアヒーターをガンガン炊いて、外の雪景色見ながらの車中泊も可能です。またジャパンキャンピングカーショーでお披露目しました、新型のエバスペッヒャー社製 エアヒーターB2Lは、
● ブラシレスモータの採用によりこれまので製品寿命3,000時間が5,000時間
● 高標高センサーの標準設定により 5,000mの高地対応
● 暖房出力の無段階制御と燃料ポンプの改良により、静寂性が向上
さらに新型コントローラのEasyStart Proは、
● デザインが一新され、ダイアル一つで操作・設定が簡単
● 温度センサーの内蔵によりより快適な温度環境
など、大幅に性能がアップしました。