その点、コンパスに代表するハイエースキャンピングカーはそこで「五人の家族が寝泊まりする」ことを目的に作られています。横になって身体を伸ばせる広さがあります。座席を倒しただけのフルフラットレイアウトと違い、きちんと休めるように「平面」なベッドとして睡眠できるのです。
たとえ外気が暑くても・寒くても、FFヒーターや車載クーラーのクールスター など車内への影響を和らげる装備も備えています。窓にはカーテンもあるので、プライバシーも確保できます。体育館などの広間を仕切って暮らす、平均的な避難所の環境と比べれば、コロナの備としてもどれだけ安心かをご想像いただけると思います。
ことにこの「プライバシー」の確保は、非常事態が長期に及べば及ぶほど、重要なポイントになってきます。暑さ・寒さもさることながら、人目を気にせずに安心して過ごせるスペースをキャンピングカーで確保するのはいかがでしょうか?
軽キャンパーからハイエースキャンパーまで生活用使えるサブバッテリーを搭載
普通の車でもエンジンをかければ冷暖房や照明を使うことはできます。だが、逆を言えば、エンジンをかけなければそうした器具は使えません。災害時には燃料の確保も難しくなることを考えれなければなりません。暖をとるために車内で火を使うと、一酸化炭素中毒の危険性もあります。
その点、キャンピングカーには走行用とは別に、電子レンジやFFヒーターなど生活用のサブバッテリーが搭載されています。十分に充電されたサブバッテリーがあれば、エンジンに頼らずともある程度の空調や照明を使うことが可能です。TVを見たりパソコンやスマホを充電するなど、情報収集にも電気は欠かせません。
FFヒーターは基本、車の燃料を使いますが、一晩で1リットルぐらいと、エンジンを回すよりもはるかに少ない燃料で安全に暖房が使えるようにできています。
コンパスではサブバッテリーに大容量のリチウムイオンバッテリーを採用しています。こうしたシステムがあれば、数日間は電気をまかなえるし、オプションのソーラー発電パネルを併用すればある程度長期の避難生活にも対応できます。