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キャンピングカーは冬こそ活躍!「5つのポイント」で安全に冬の車中泊を楽しもう!
雪山でのスノーキャンプや車中泊に向けて着々と準備し、冬山を楽しんでいる方も増えているようです。
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危険対策を行えば、冬の車中泊は安心して楽しめる
キャンプは春から秋がオンシーズンで、冬はオフシーズンと思われがちです。
ただしこのスノーキャンプは、他のシーズンのキャンプに比べ気温が低く、降雪があるため、
今回はそんなスノーキャンプで注意すべきポイントのご紹介と、さらに、冬の車中泊ならではの注意点をご紹介します。
晩秋~冬の車中泊「5つのポイント」に対処しよう!
それぞれに対して安全に対処するのですが、第一のポイントは安眠を妨げる「冷え込み」です。
「冷え込み」は、雪国に限らず、日が落ちればどこでもすぐにやってきますね。
まずは「冷え込み」対策を万全にし、それから「凍結」「積雪」の対策を進めましょう。
「凍結」対策→凍結や雪の転倒によるケガを回避する
「積雪」対策→夜間の雪中運転を回避する
が、冬の車中泊の「5つのポイント」です。
FFヒーターで「冷え込み」対策
FFヒーターとは、燃焼式の暖房器具ですが、燃焼部が室内側から独立しており、排気ガスが車内に入る心配がありません。車中泊でも安全といわれているのはそのためです。燃料は車から流用しますが、消費はアイドリングの5分の1程度。ひと晩で1ℓ程度とかなりの省エネです。ただしファンを駆動するため、サブバッテリーシステムが必要です。
でも、まったくな不可能ではありません。エベレストでも登山家はテントで雪山に向かい、防寒だけで氷点下の夜を切り抜けていますね。確かなアウトドアの知識と、信頼できるメーカーのキャンピングギアが支えているからです。それを活用出来れば一般乗用車でも冬を楽しめますね。
カイロなどによる、低温火傷に注意
湯たんぽやカイロは、長時間体に触れると、低温火傷をする場合があります。
寒い季節にお馴染みの湯たんぽやカイロは、体に触れさせることによって暖をとる道具です。
しかし人が心地よいと感じる40~50度Cの温度でも、長時間皮膚に触れると火傷を起こしてしまうのです。
50度Cなら3分間皮膚に圧迫、40度Cでも6時間程度接触していると、皮膚の細胞に異常が出るケースもあります。
冬の屋外活動中や、スノーキャンプの就寝時など、湯たんぽやカイロを使用する際は低温火傷に注意しましょう。
全窓プライバシーカーテンで「冷え込み」対策
窓から伝わる冷気の冷たさは、夜、暗くなってからエンジンを切り、運転席に座ってみれば身に染みてきますね。
車内のプライベートな空間を外から隠すという効果もあり、
全窓プライバシーカーテンはその点でも理にかなっています。
またハイエースキャンパーなら、ハイエース専用カーテン スマートシェードも有効です。
キャンパー内は火気厳禁
冬の車中泊では気温が低く寒いため、テント内でストーブを使用したり、火を使った調理をしたくなります。
しかしテントのような密閉された空間で火器を使用すると酸素が不足し、
毎年寒い季節になると、テント内で火器を使用し、一酸化炭素中毒で亡くなった方のニュースを見かけます。
テント内での火器使用は火災の恐れがあるだけでなく、
キャンパー内のような密閉された空間での火器使用はやめましょう。
冬の車中泊「凍結対策」
とりわけ危険なのは、夜間トイレに行こうとして、車から降りる瞬間です。
また、サービスエリアや道の駅では、トイレに近くが理想的です。
また念のため、簡易の滑り止めを持参しておけば、不意の降雪時にも重宝します。
冬の車中泊「積雪対策」
動けるうちに移動するか、翌日の除雪を待つ
冬の旅にスタッドレスタイヤが欠かせないのは当然ですが、大雪時の「夜間の雪中運転」は絶対回避すべきです。
夜間の雪中運転でスリップなどのトラブルが発生すると、結果的に車を放棄せざるをえなくなります。
ならば、安全な場所を確保して、ひと晩動かさずにいるほうがずっと安全です。
悪天候が予測される日は、早いうちに旅を中断し、まずは設備のそろった道の駅やサービスエリアに入って、
もちろん、天候がますます悪くなりそうな場合は、以降の移動をあきらめ、
また、都会人は降雪地帯に行くからスタッドレスタイヤがいると思いがちだが、
もし就寝中に雪が積もり、マフラーが埋もれてしまうと、排気ガスが車内に逆流して、
また吹雪の場合、全体が埋まらなくても車の背後から激しく吹きつけられれば、同様の危険を招くこともありえます。
サイドオーニングやタープ、リアゲートテントは雪害に注意
降雪時は、ワンポールテントが倒壊しにくい。
豪雪地帯にお住まいの方はご存じかと思いますが、雪というのは意外と重いものです。
ふわふわと空から降ってくる様子からは想像できないほど雪は重く、
タープに雪が積もった場合、生地が破けたりタープポールが破損・倒壊する危険があります。
天気予報で降雪の可能性が高い場合は、タープの使用は控えましょう。
冬の車中泊「子どもへの安全対策」
寒い季節は焚火にあたりたくなるが、小さい子どもがいる場合は要注意。
ファミリーキャンプで注意すべきは、子どもの動向。特にスノーキャンプは、
子どもが火に近付く際は、親御さんは特に注意して子どもを監視しましょう。
子どもは大人に比べて、火に対する恐怖心が薄いです。寒いからといって焚火に手をのばしてしまったり、
雪遊びは危険のない場所で
キャンプ場に流れる沢や小川は、夏場は恰好の遊び場になりますが、
特に積雪時は水面が雪で覆われて、目視ではそこに水があると判断できないことがあります。
スノーキャンプで子どもを雪遊びさせる場合は、
建物の軒下は、屋根からの落雪の危険性
キャンプ場の管理棟や炊事場、バンガローなど建物の軒下にも、子どもを近付かせてはいけません。
屋根からの落雪はとても危険で、特に体の小さな子どもは、簡単に生き埋めになることも。
軒下は落雪後の雪がたくさんあるため、子どもは近付きたくなります。万が一屋根から落ちた
大人は子どもから目を離さない
小さな子どもが雪遊びをする際は、なるべく大人も一緒に遊んであげると安心。
キャンプ場は家の近所と違い、いたるところに危険が潜んでいます。子どもから目を離さず、なるべく一緒に遊んであげるようにしましょう。
大人もスノーキャンプを楽しみたい気持ちは分かりますが、家族を連れて行くなら、子どもの安全を第一に考えてあげましょう。
冬の車中泊「緊急連絡」対策
冬の車中泊やスノーキャンプの場合、緊急時にすぐ助けを呼べるようにしておきましょう。
特に注意したいのは、自分の体の異常を、自分や家族が判断しなければいけないという点です。
他人が低体温症などで具合が悪そうなのを見抜くことができるのは、客観的・冷静に見ることができるためです。
しかし人間はいざ自分のこととなると、「もう少し我慢しよう」と考えてしまいがちです。
「体の具合がおかしい、まずいかも」と感じたり、身の危険を感じた際は、消防や警察などにいつでも助けを求められるようにしておきましょう。
管理人が常駐のキャンプ場やオートキャンプ場を選ぼう
キャンプ場の管理人に助けを求めるのも、躊躇してはいけません。
スノーキャンプはしっかりした装備で臨まないと、寒さで辛い思いをすることになります。特に夜間は冷え込みが強く「眠れなかった」「車中泊に切り替えた」など、スノーキャンプを楽しめないこともありますね。
本当に寒くて辛いときは、管理棟に助けを求めましょう。管理人が常駐のキャンプ場であれば、夜間でも相談に乗ってもらいましょう。
またソロキャンプの場合、一人で恥ずかしいからと躊躇わずに、毛布を借りるなどして手を打ちましょう。
普段のキャンプより少し緊張感をもって、冬の車中泊を楽しもう
スノーキャンプは寒さや雪との戦いです。
しかし安全に配慮して対策を充分に行えば、冬の車中泊はこの季節ならではの面白さを体験できます。