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スパイク開発レポート[4]
2011年2月13日
調子に乗って、さらに更新してみます。
毎度毎度ながら、ここからは企業秘密の部分になります。ご期待頂いているお客様には申し訳ないのですが、ざくっと飛ばさせて頂きます。同業他社さんにも内緒です。各社、オリジナリティーを出すため奮闘し、時には四苦八苦しておりますがホワイトハウスも他ではありません。そんな中でお客様にお伝え、お約束出来る事としては、このお見せ出来ない部分もこの一連の「スパイク開発レポート」にありますように同じように気を遣い開発・製造している事です。
ここでちょっと自己紹介。
わたくし”kaihatu”は、芸術大学(プロダクトデザインコース)を卒業し、デザイン会社を経て現ホワイトハウスに入社、車両開発に携わるようになりました。若き”kaihatu”が当時のホワイトハウスに惹かれたのは、いわゆる「改造屋」ではなかった所です。機能美を尊重し、空間を模索する所。そんな気持ちがシンクロしたのではないかと、今になって思うのです。わたしども開発陣が送りだす車両は常に洗練されていたい! と思いを開発にぶつけるのです。
※ちなみに…、ホワイトハウスには芸大卒業生が3人も在籍しています。もちろんわたくし”kaihatu”をふくめて。ちょっと多すぎないかと…。
本題の開発レポートに戻ります。
だいぶ形になってきました。っと言いましても実はこれ、製品ではありません。いわゆるマスターモデルです。よ~く見て下さい。いろんな素材がまじりあっています。フロント部の白黒のまだら模様は、パテ処理され板金されています。つまり面だしされているのです。
「ホワイトハウスの車両は面(曲面)がきれいだ!!」 なんてお褒めを頂くのも、ここにやたら時間をかけるからです。本当に時間をかけるので、いつも深夜になってしまうのですが。
サイドビューも「パチリ!」
これが通称・ベット台。 ベット全寸(全長×全幅)をはじめとしたポップアップの基礎部分になります。
人が寝るベット部分と言うだけでなく、フロントビューも含め車両全体のデザインバランスが決定します。
もちろんこのベット台には、ルーフ補強を含めた様々な仕掛けがしてあります。例のごとく企業秘密でお見せする事が出来ませんが。
ここまで来たらルーフトップも載せてみましょう! ホイスト(天井から吊るすワイヤー)でバランス良くルーフトップをロープで固定し、車輌の上に持ち上げて…。「パチリ!」
おお、カッコイイ。 我ながらいけてますね。ホイストで吊り上げているだけなので車両とは全く繋がっていません。正に宙づり状態ですが、イメージは強く伝わってきます。
この姿を見ると、何だか今までの疲れが吹っ飛びます。しかし、ナイスデザインですね。
ちょっと前からも見てみましょう!
すばらいしい!(と思ってしまいました。手前味噌ながら) 急にテンションが上がってきました。
マスターモデルでこの感触。 正直期待できます。
ここから地道な型の制作に入ります。これが本当に地道で…、結構大変な作業なんです。
まあ、どんな世界にも裏方さんがいる様に、日の当たる所もあれば日の当たりにくい所もあります。
その日の当たらない部分が一番重要だったりするんですが。
開発レポートも第3コーナーを回りました。
次回もお楽しみに!!
by “kaihatu”