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N BOX Camper 開発レポート 第二話「描写」
2015年2月12日
翌日、会社に戻りイメージが残像で残っている間に紙にデザインを描き上げる事にした。頭の中にある立体を2次元の紙に落としていく。紙には鉛筆の線が引かれスケッチとして出来上がる。しかし、私はそのスケッチを出来る限り立体(3D)として捉える様にしている。正確には2次元の紙の上でも立体で見ている(捉えている)と言った方が正しいかもしれない。
芸術大学(以下芸大)時代にその感覚を会得した(つもりだ)。
ちなみに、ホワイトハウスには、3人の芸大卒業者が在籍する。ホワイトハウスクオリティーを確立する為だ。この3人が各々感性をぶつけ合い形になるのが弊社の商品として販売される事となる。…と信じている。
今回、そのイラストにペン入れしたものをご紹介する。
① <ポップアップルーフデザイン・走行時>
② <ポップアップルーフデザイン・就寝時>
③ <室内ベット展開図・バックカット>
④ <室内就寝イメージ図・サイドカット>
う~ん、すばらしい! 気持ちも乗りペンが走る。
不思議なもので、イラストを書き続けている最中は時間があっという間に過ぎる。
疲れも感じることなく、デスクに没頭する。ハッと我に返ると外は日が暮れており私のおなかも空腹を訴えていた。
ペンを置き、イラスト数点を壁に並べ距離を置いて自分なりに善し悪しのジャッジをする。 「…やっぱり、カッコイイ!」 安直だがこの言葉がふさわしい。
さらにイラストを眺めながら、構造的に問題が無いか自問自答する。私の頭の中は2次元のイラストを図面の様に捉え、「ここは良し。あそこはこうしよう!」なんて独り言を呟きながら課題を解決していく。
あれこれ妄想にふけっている間に時計の針はさらに2時間進んでいた。
どうやら、今夜は思考回路も限界の様だ。腹の虫も2度目の空腹を叫んだ。
by “kaihatu”